こんにちは。kakukakuです。

樹木の生きるチカラは、本当にすごいですね。

広島市の平和大通り、白神社の前に広がる緑地帯に、

2012年3月30日に植樹されたという小さな柿の木があります。

1945年8月6日、一瞬で焦土となった広島の地で、

再び芽吹いた被爆樹木の種から育った苗木を植えたものです。

4月2日に見かけたときは、こんな感じでしたが・・・

4月22日にはもう、緑の葉っぱがこんなに繁っていました。

まさに新緑。まぶしいほどに、イキイキと輝いていました。

プレートには、こう書いてあります。

「国連訓練調査研究所（ユニタール）本部長

カルロス・ロペス氏が

広島の被爆樹木とグリーン・レガシー・ヒロシマに

敬意を表して植樹した木です」

グリーン・レガシー・ヒロシマは、

広島の被爆樹木の種や苗を世界各地に届けて、

現地の人々に育ててもらう活動をしている市民団体です。

2014年の12月には、日本ユネスコ協会連盟の

「プロジェクト未来遺産」に登録されたというニュースを聞きました。

（未来遺産というのは、100年後の子どもたちに、

地域の文化や自然を伝えていこうと立ち上がった、

市民の活動を応援するプロジェクトです）

グリーン・レガシー・ヒロシマの呼びかけに応えて、

被爆樹木の2世が根づいた国は20カ国以上にのぼり、

平和と希望のシンボルとして大切に育てられているそうです。

平和大通りに植樹された柿の木のまわりには、緑がいっぱいです。

その中には、あの日を生きぬいた被爆樹木もありました。

ここを通りかかるたびに、なんだか元気をもらえそうです。

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