こんにちは。kakukakuです。
広島県三次市と島根県松江市を結ぶ、松江自動車道が開通して半年。
山陽と山陰はグンと近くなりましたね。
道路の開通に合わせて庄原市高野町に誕生した「道の駅たかの」は、
オープン以来大変な人気だそうです。
ここを目当てにドライブしてくる人たちも多いようで、
地元の産品がずらりと並ぶコーナーは大盛況!
ゆっくり買い物がしたかったのですが、先を急いでいた私たちは、
テレビでも紹介されたトマトのジェラートを食べて、
高野町特産のりんご(カットしたもの)を購入。
りんごはシャリッとみずみずしい歯ごたえで、
大変おいしゅうございました♪
この道の駅には、雪の多い地域ならではの珍しい施設があります。
それは、北海道や東北地方などでは古くからあるという、
雪を使った天然の冷蔵庫、雪室(ゆきむろ)です。
「道の駅たかの」の雪室は、鉄筋コンクリートの2階建て。
壁には特産の高野りんごを両手に持った、
かわいい雪だるまのイラストが描かれています。
この雪室の中に、今年の冬、2tトラック300台分の雪が搬入され、
室内の温度はほぼ0℃、湿度は100%に保たれているとか。
どんな寒さなのか、実際に体験できるようになっているので、
私も興味津々で雪室の中に入ってみました。
この日の外気温は28℃くらいあったのですが、
「これって、ほんとに、雪だけで冷やしてるの!?」
と驚くような涼しさ(寒さ!)
あとから入ってきた小さな女の子は、
「さむい、さむい、でる、でるぅ〜」と、
10秒もたたないうちに出て行ってしまいました。
豪雪地帯では厄介者扱いされることもある雪を、
エコロジーな資源として活用する・・・
雪国の知恵はすごいですね。
うるおいのある雪室の中で野菜や果物を保存すると、
みずみずしさを保ちながら、甘みや旨みが増すそうです。
ジュースや日本酒なども、低温でじっくり熟成させることで、
まろやかな味わいになるとか。
冷蔵するための光熱費がいらないだけでなく、
おいしくする!というマジックも雪室の得意技なのですね。
* * *
松江自動車道をドライブするときには、
みなさんも「道の駅たかの」に立ち寄ってみませんか。